ご挨拶 ー

     地域の皆様に感謝申し上げます。

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地域の皆様、当店をご利用いただくお客様も、そうでない皆様も、この町で生活を営む皆様、開店以来大変お世話になっております。

このホームページは開店前、前職を退職してからの間、時間のあるときに作成して2021年の1月まで商品に関する細かな修正はありこそすれ、それ以外は作りっぱなしでした。しかしながら開店後から当店を知っていただく入り口としてのホームページのインパクトの強さをお客様の反応から知ることとなり、正月休みには手直しをしよう、と思っていました。

​2019年4月の開業から1年10ヶ月。最初にこのページを増やそうと思いました。自分で店に立っているからこそ気づいた”地域とともに在る”ということ。最初にご挨拶と感謝を述べるべきだ、と心からそう思います。

いつも、ありがとうございます。

大学を出て商社に13年、製造会社に13年在籍した私は、開店当初は商品を作ることばかり考えていました。これまでに培ったマーケティング技術、商品開発力を駆使して今、市場に足らない商品やサービスを提供することばかり。しかし、いつのころからでしょうか、”あの店、味はそこそこだけど、接客がいいよね!”と言われたいと思い始めたのは。

また、自分の性格からもともと友達は多くなかったですが、お客様として彼らは全くあてにできない。やはり地域で共に過ごす時間の長い皆様に受け入れられてこそのお店だと感じるのです。全力のパフォーマンスと、その対価で結ばれる関係というのは非常にシビアでありながら、なんとフェアで、気持ち良いものだろうと感じます。そこにはなれ合いや義理はなく、価値があれば利用し、魅力がなければもう来ない、ということだけ。こうした関係が心地よいのです。二つの会社に在籍していた時も社内よりも社外の方々と強い絆で結ばれていたのは、私がこうした指向性の持ち主であるからと言えます。

特に何か、痛い思いをしたり、お客様に叱られたり、ということはなかったように思います。単純に日々、お客様と話をしたり、お買い上げいただかなくても言葉を交わしたり、窓越しに、時には通りの向こうから会釈をしあったりしているうちに、こうしたふれあいが最も楽しいことなんじゃないか?と思い始めたように思います。

小さなお子様をお連れになったご家族、奥様にご利用いただくこともあります。ようやくお母さんと一緒にお買い物ができるようになったくらいの子、自転車の子供シートでうたたねしている子、お父さんよりも先にお店に駆け入ってきてあいさつをしてくれる子、彼ら、彼女らの成長を、差し出がましいようですが共に見守り、部活で腹が減る頃も、思春期の頃も、巣立って親御さんのもとを離れ、たまに帰ってくるようになる頃も、その成長ぶりに驚いたり、喜んだりできるよう、この町で長く愛されたいと、心から思います。

​長い長い先を見つめながら、年が明けて2021年がスタートしました。今年は私にとって、さらなる飛躍の年です。地域のお客様との信頼関係を深めながら、より多くの人々に本来のおいしさを知っていただくべく、事業活動をしていきたいと思います。前職時代から考えていた”楽しみとしての食”、単なる消費活動や栄養摂取ではない、そのひとときや気持ちのふれあいの場に存在できるような商品づくりをしながらお客様とともに毎日を過ごしていこうと誓います。

地域の皆様、本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

​                2021年1月4日 店主 植田亘